じねんじょの里だより

八十八夜 立春から88日目

立春から数え88日目を八十八夜と呼び日本独自の節目にしました、(八十八夜の毒霜)という言葉があるほど農作物には遅霜に襲われることがことが多く、遅霜を警戒するよう暦に記された、あと3日で立春、農作業も本格化、八十八夜といえば茶摘み、春の陽気に満ち溢れ、お茶の新芽がすくすくと育つ、自然の力をしっかり蓄えた新芽は(長寿のお茶)言われる縁起物、香りも格別、遅霜にやられないように総出で茶摘み。自然薯の里のお茶と大きくなった山ウド、ハーブのポリジー、お茶は新芽を、ウドも新芽を湯がいて皿の一品にポリジーはハーブサラダで、ほのかに牡蠣の香り、

穀雨(こくう)とお知らせ 4月30日はお休みです。

種まきの時期を迎えるこの時期の雨は、農作業にとっては重要な意味をもち、数ある雨の呼び名から(穀雨)と呼び特別な思いを込めています、種まきの好機とし人々の生活にとっても特別な思いの雨でした、この時期の雨には様々な呼び名が付けられており、菜の花の咲くころの雨は 

なたねつゆ  5,6月のころに降る梅雨ににた雨を迎えつゆ 、花よ咲けと急がせるような雨を(催花雨)さいかう、春の長雨を(春霖)しゅりん

と呼びました、これも日本人の心ですね、、、、。お知らせ4月30日は干瓢植え付けの為祭日ですがお店はお休みです、、、亭主。

 

旬の野菜ランチ

もうすぐ4月も後半、清明も末候 にじはじめてみられる

 春が深まり空気が潤うと美しい虹がみられるようになる時期、月明かりに浮かぶ淡い虹は(月虹)と呼ばれこの時期に現れ季節を感じる、今の野菜たちで作ったランチ、こごみ、わらび、うど、それにタケノコ、ふきが春の盛りを表しほろ苦い食にを提供している。

タケノコと日光サーモン おやまぶた

今年はタケノコが早く採れました、あの特別の食感がたまりませんね、これを食べるともう春から初夏を感じます、こごみ、わらび、ふき、それにやまうど、とまさに初夏の山菜、ほろ苦い大人の味ですね、それぞれの香りとともに召し上がれ。

二十四節気 清明 こうがんかえる

つばめが訪れるころ、日本で冬を過ごした雁がシベリアへと帰って行く様、、桜も散り木々も黄緑色に燃え立ち春も初夏に向けて勢いを増します、

いよいよ農作業も本格的、田んぼも苗代かきが始まり、苗箱には苗の目出しが忙しく追われます、自然薯も播種に大忙し、目が出るのと雑草が茂るのと競争です、でも春たけなわは、心地よく畑では鶯、繁殖期の雉など青空に響く声を上げて季節の謳歌しています。

旬の味わい

今年は矢張り早く出ました、タケノコが二週間ほど早く早く採れ自然薯でもランチの一品で召し上がれるようになりました、

同時にこごみ、わらび、ふき、うど、もはやめです、タケノコはうす炊き、焼きタケノコ、木の芽和え、わらび、ウド、こごみをそえておだしいたします。

二十施設気 清明

清明とは、万物が清らかで生き生きとした様子を表す(清浄名潔)せいじょうめいけつ、という言葉を訳した晩春を表す季語、空気が澄み若葉の緑、色とりどりの花が咲き乱れる美しい季節、 初候 つばめきたる、冬の間温かい地方で過ごしたツバメが海を渡り日本にやってくる頃、農作業も本格的になる、桜も散り八重の桜がこれから、自然薯のそばの思川桜が満開の見ごろ、少し桃色の濃い鮮やかさが回りを染めています、春の盛り 蕗とせりも一品に。

春分 (末候) かみなり、すなわちこえおはっす

桜の開花たよりが聞こえてきたとおもったらもう満開、今週末は散り始めとのことです、もう四月、(かみなり、すなわちこえをはっす)春の雷は恵みの雨を呼ぶと兆しとして喜ばれた、今年は雹交じりで葉物野菜は穴だらけ、梅の実が育つか心配です、自然は人間の思い通りにはなりませんね、特に近年は暑ささむさにオロオロいたします、これもまた人間のなさる結果なのでしょう、謙虚に自然と向き合わなければなりませんね、、自然薯はコブシと椿が満開です。

春分 

春分は太陽が真東から登り真西に沈む、昼と夜の時間がほぼ同じになる事から、二十四節気では大きな節目の日、現在でも(春分の日)は、自然をたたえ、生き物を愛しむ日とされている、春分の日を中日に前後三日を含めた七日間が春の彼岸、先祖の供養をするほか、かっては農作業事始めの神事を行っていた、(暑さ寒さも彼岸まで)という言葉もあるように、過ごしやすく活動しやすい季節を迎える、(さくらはじめてひらく)次候 今週は桜の見ごろ、自然と触れ合う機会、、、最近遠くからのお客様が増えました、野菜のおいしさを実感していただき、旬の味覚を堪能、今はフキのトウ、せり、うど、はたまねぎ、それに菜花が美味しい時期です、土と太陽に感謝、季節に感謝、野菜に感謝し滋味を味わいください、亭主、合唱。

二十四節気 啓蟄、末候、 なむしちょうとなる

三月も二十日になると虫たちは活発に行動しさなぎに変わりやがて蝶と変身、飛び立つ、葉虫は大根やキャベツに青虫で住み着く、野菜畑では虫との対峙が始まる季節、春の到来、桜の開花は今年は早め,畑作業を急がねば。